公務員試験の倍率って大学受験より高いし、科目も多くて難しそう・・・
上位の大学でないと合格できないんじゃないか・・・
と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は
- 公務員試験の難易度の真実【県庁・市役所(地方上級)】
- 上位県庁・上位政令市って難易度が高いって聞くけどどうなの?
というテーマについて解説いたします。
また、最後まで読めば、公務員試験に対して、どこに力を入れていけば良いのかが分かり、合格にぐんと近づきますよ!
いきなりですが結論です!!
- 筆記試験の実際の倍率は高くない
- 上位県庁・政令市とその他の県庁・市役所の難易度に難易度の違いはない!(断言)
ではそれぞれ解説していきます。
筆記試験の実際の難易度は全然高くない
公務員試験って倍率高いイメージないですか?
当時の僕はありましたし、倍率を見て、最初受かる気がしませんでした・・・笑
ですが、各過程の倍率を見ていくと、そうでもないことが分かります。
ある県庁の倍率(具体例)
まず、ある県庁の倍率についてみていきます。
※最新(令和3年度)の情報です。
A県庁(関東)の場合
1次試験受験者数:1183人
1次試験合格者数:590人 倍率=2.01倍
最終合格者数:284人 倍率2.07倍
結果として、1次試験を受けた1183人のうち、284人が合格していますので、最終倍率は4.2倍です。
いかがですか? 意外に低くないでしょうか?
さらに、1次試験を受けに来る人の中には、民間を併願しているような人や、ほとんど勉強していない日人もいます。
ですので、実際の倍率はもっと低くなるのです。
しっかり対策して勉強した人はほぼ受かると考えていただいて大丈夫です。
ですが、公務員試験の専門科目は数が多く、闇雲に勉強していてはとても時間が足りません。
他の記事で強方法も解説していますので、参考にしてください。
よく、「公務員試験 難易度」と検索するとでてくるサイトでは「上位県庁」や「上位政令市」などと目にすると思います。
同じ県庁、市役所なのに、なぜ難易度に違いがあるのでしょうか。
結論:年度によって様々で、違いはほとんどない
と思っていただいたほうが良いです。私もなぜ分けられているのか正直疑問です。
そもそも、なぜ上位県庁や政令市といわれているのかといいますと、
まず、試験問題に違いは殆どありません。そのうえで
- 都市部のほうが受験人数が多く、倍率が高い
- 受験者層のレベルが高め
というのが理由だと思います。
ですが、各県の倍率などが掲載されているサイトを見ればわかると思いますが、上位都道府県庁であっても、近年は採用人数が多く、倍率は低いところが多いです。
むしろ田舎の県庁のほうが難しいところが倍率が高いところが多く、難しいのでははないでしょうか。
田舎のほうが、高待遇の企業が少なく、公務員の待遇が相対的に上がってしまうために、田舎に行くにほど公務員志向は強くなる傾向があります。
難易度ランキングはわかりやすく見えますが、正直まったく当てになりませんので、それよりも自分が受けようと思っている自治体をピンポイントで調査するべきだと思います。
公務員試験は人物試験(面接)重視の傾向
筆記試験の倍率は思ったより低く、面接のほうが倍率が高い傾向にあることがわかりました。

だったら 勉強はそこそこで、はやく面接対策を重視したほうがいいってことだよね!
と考えてしまいそうですが、正直、面接対策はこれをやったから受かる、といった絶対のものがありません。
自己分析や志望動機の熟考くらいは早いうちにやっておいて損がないかと思いますが、面接の練習などは、筆記試験が終わってからで十分間に合いますし、そんなに練習が必要なものでもありません。
ですので、まずは「筆記試験の勉強をして、一次試験に合格する」ことだけを考えて進んでいただければ大丈夫です!
一次試験後に面接の練習をすると思いますが、面接の練習って、何回もやったからって上達して合格しやすくなるってものでもないんですよね・・
受かる人は受かるし受からない人は受からない・・・といってしまったらどうしようもありませんが、実際そうなのです。
ですが、公務員の面接で受かりやすい人には傾向がありますので、また別の記事で解説いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!